クーラントの役割
バイクにはさまざまなパーツがあり、各所で重要な働きをなしています。
安全走行を心掛け、しかもバイクの寿命を伸ばしたいと考えているのであれば、クーラント(冷却水)のメンテナンスにも留意することが大切でしょう。
水冷式エンジンのバイクにおけるクーラントの役割というのは、エンジンを冷却しオーバーヒートを避けることにあります。
それだけではなく、エチレングリコールを主成分としているので、凍結によってラジエーターの破損を防ぐことにもつながります。
水はクーラントと違い、凍結によって体積が約9%膨張するため、ラジエーターの破損につながってしまいます。
また、水道水にはナトリウムなどの成分が含まれているため、ラジエーターのサビや目詰まりといったトラブルの原因になる可能性もあります。
ですから、ツーリング先でクーラントが調達できないなどよほどの状況ではない限り、水での補充は短時間の利用のみがおすすめです。
クーラントの交換時期
クーラントは長期間使用していると劣化してしまい、クーラントの成分として配合されている安定剤や消泡剤が気泡になり、冷却効果を下げてしまうという危険性があります。
劣化したクーラントをそのまま使い続けると、ラジエーターが目詰まりしたり、ウォーターポンプの作動不良の原因にもなったりします。
ひいてはオーバーヒート、あるいは凍結などのトラブルにもつながりますので、定期的に交換することが必要になってきます。
クーラントの交換時期に関しては、バイクの取扱説明書やマニュアルに記載されていますので、一度じっくりとチェックしてみることが必要でしょう。
2年~3年に一度が一般的な交換頻度ですが、新しい車種の場合には3年~5年となっていることもあります。
クーラントが劣化すると、クーラントが変色する、あるいはラジエーターキャップにサビが発生するといったような症状が発生します。
この他にもリザーバータンクの冷却水が汚れているといったような症状が見られることがありますので、こういったサインが出たのであれば早めに交換することを考えるのもいいかもしれません。
クーラントの交換方法
クーラントは、自分で交換することもできます。
この場合には、新しいクーラントの他に交換用のラジエターキャップ・ドレンボルト・オイル吸収剤・高吸水性ポリマーなども必要になります。
クーラントには、消防法上の危険物第4類(第3石油類)に指定されているエチレングリコールが主成分として配合されており、下水やトイレなどに流すことは法律で禁止されています。
クーラントを交換する際には、まず最初に古いクーラントを抜き、よくすすいだ上で新しいクーラントを入れることがポイントです。