エンデューロという競技について
「エンデューロ(Enduro)」とはオートバイを使った競技の一つで、林道などの未舗装のオフロードがコースとなります。
使用されるバイクはオフロードバイクとなっており、もともとは人命救助のためにバイクで山林に入っていったということがもとになってできた競技です。
ビーチにおけるライフセービングがビーチフラッグという競技のもとになったのと、流れとしては同じと考えてよいでしょう。
歴史的には現在から約60年前にヨーロッパで行われたのが最初で、その後本格的な競技としてルールが制定され、本場欧州地域だけでなく日本でも多くの大会が開催されるようになりました。
同じエンデューロレースであっても、ルールや評価は大会ごとに異なっているというのも特徴的です。
ヨーロッパでは決められたコースをいかに速く走行するか(タイムトライアル)ということに重点が置かれるのに対し、日本での大会では長時間をかけてゴールまで到達する(耐久レース)方式が多くなっています。
モータースポーツとしてのレースはたくさんの種類がありますが、エンデューロは比較的初心者でも参加がしやすく、公道ではできない様々な運転を楽しむことができるのが魅力です。
世界選手権として開催されるエンデューロ大会ではタイムアタック方式が採用されているので、国際大会にエントリーをしたい場合は欧州式の大会で実績を挙げる必要があります。
大きな特徴となっているのが、オンタイム形式やタイムアタック方式で行われる競技において、一緒に走行するライバルよりも先にゴールに入るということではなく、より早いタイムを出すことが重視されるということです。
モトクロスの大会というと、ドロドロになった地面の上を数十人のライダーが一緒にスタートをして周回でトップになる人を競うというイメージがありますが、エンデューロの場合はスタートは一人ずつで時間をずらしてコースに入ります。
コースの途中には「テスト」と言われる一定の競技を行う場所があるので、そこで行うテストをクリアしているかどうかにより、総合得点が変化していくのです。
日本で開かれるエンデューロの大会
日本で行われるエンデューロの大会として最も有名なのは「JEC全日本エンデューロ選手権」というものです。
こちらはベテランライダーだけでなく、初心者も参加ができるようなクラスに分類されており、それぞれの階級でトップを決めます。
同時に全日本クラスを決める競技も行われるので、レベルに関わらず幅広くライダーが楽しんで参加ができます。
装備するのはエンデューロマシンと言われる基本的に市販されているバイクで、そこに長時間運転するために使用するキャメルバッグを携帯します。
大会はそれぞれの地域で開催をされているので、興味のある人はJECの公式サイトでチェックしてみてください。