【Kawasaki】250TR

1970年代のバイクをモチーフとした車種

カワサキの「250TR」は1970年発売の同名のバイクをモチーフとして、2001年より販売されるようになった車種です。

70年代に発売された車種と外観はよく似ているものの、バイクそのものの構造は大きく異なっています。
以前の車種はデュアルパーパスモデルとしてオンでもオフでも走行できるマルチタイプのバイクだったのですが、2001年に復活したモデルでは完全にオンロード用のストリートモデルとなっています。

外観は正統派のネイキッドバイクという雰囲気をしており、スリムかつシンプルなルックスから街乗りを好むライダーから多く選ばれています。

最新のモデルチェンジも2013年に行われており、どちらかというと毎日の生活の中でバイクを使いたいライトユーザーに向いています。

排気量は250ccということなので、長距離ツーリングをするときには若干パワー不足を感じることもありますが、市街地を走行するには非常に使いやすいサイズとなっており、休日のツーリングにも使えるという便利な1台です。

特に50km/hで走行したときの乗り心地は非常に軽快で、乗りやすさレベルでは同様の車種や排気量の中でもトップレベルと言えます。

シンプルな分メンテナンスもしやすい

「250TR」は非常にシンプルな構成のバイクであるため、バイクの初心者にとっても非常に取扱しやすい車体となっています。

ネイキッドタイプということもあって、どこにどんなパーツが入っているかを一目で確認することができ、日常のメンテナンスもかなりやりやすいと言ってよいでしょう。

バイクの免許を取って最初の一台としてもおすすめの車体となっており、街乗りの楽しさと基本的なメンテナンス方法を覚えるには最適なモデルです。

その一方で、カワサキのバイクらしい不具合も存在しています。
カワサキといえば電装系の弱さなど独特の不具合が出るというデメリットで知られているのですが、特にこの「250TR」においては雨天時にその症状が顕著に出やすくなっています。

信号待ちをしていて突然停まったというような報告もあり、あまり性能を過信するのは危険かもしれません。

特に荒天時になるとタンク内やマフラー内に水が入り込んでしまう事態もあるようで、何かあったらすぐに対応できるように、あらかじめメンテナンスの基本は覚えておいた方がよいでしょう。

また「250TR」では、現在では珍しい空冷システムを採用しています。
そのため猛暑時の渋滞など、空気を送り込むことが難しい状態が続いてしまうとエンジンがオーバーヒート気味になり、走行中に調子が悪くなってしまうということも起こります。