ハンドリングに定評のあるカワサキ「エリミネーター」
カワサキの「ELIMINATOR(エリミネーター)」は、国産メーカーによる本格アメリカンバイクの代表的車種です。
ライバル車種としてはヤマハの「ドラッグスター250」や「ビラーゴ250」がありますので、どうしてもそちらと比較すると知名度や人気の点では劣ってしまう印象があります。
しかし「エリミネーター」も決して性能面で見劣りするところがあるわけではなく、完成度の高い車種となっています。
ただしヤマハのアメリカンバイクと比較したとき、本格的なアメリカンスタイルをしているかというと、そこでは大きな違いがあります。
「エリミネーター」はバイクのジャンル分けとして、一応はアメリカンバイクという位置づけをされてはいますが、構造としてはアメリカンとネイキッドのちょうど中間くらいの装備をしています。
外装面ではメーターやステップ、ヘッドライト、ハンドル、シート類などにアメリカンタイプを採用している一方で、動作機器類は高速回転Vツインエンジンやマフラー、6速ミッションといったようにネイキッドらしい装備です。
そのため本格的なアメリカンバイクを求めている人にとってはどうしても中途半端な印象になってしまい、かといってネイキッドが好きな人にとっては他にもライバル車が多いことから、ユーザーターゲットを絞り込みにくいというところがネックとなっています。
走行性能では特にハンドリングに定評があり、高速回転をさせたときには絶大な性能を発揮します。
他の250ccクラスのバイクではどうしても低~中速トルクを強化しているので、高速運転をしたときに不安定になることが多いのですが、エリミネーターではそうしたこともなく、中型バイクらしくない走行性を維持しています。
本格的な6速ミッションによる高速での安定性
250ccクラスのバイクの場合、通常は5速ミッションが採用されています。
しかし「エリミネーター」では6速まで入れることができるようになっており、さらに高い馬力性能もあって高速道路でも快適な走行性能を発揮するのです。
特に違いを実感できるのが坂道での走行で、長い上り坂が続く山道では馬力のあるエリミネーターは、他の250ccにはない力強さがあります。
ただやはり大型バイクと比較をするとパワーが不足してしまいますので、あくまでも250ccクラスでの性能と思ってください。
もう一つ、エリミネーターの特徴になっているのが静音性です。
純正品のマフラーではエンジン音を抑えることができ、騒音のない快適な走行をすることができます。
この静音性がむしろ「アメリカンバイクらしくない」という感想になる面もあるようで、エリミネーターを購入してわざわざ騒音のあるマフラーに交換する人もいるほどです。