【HARLEY-DAVIDSON】スポーツスターS

水冷Vツインの加速感、試してみませんか?

スポーツスターSに搭載されているのは、ハーレーの新型水冷エンジン「Revolution Max 1250T」。このエンジン、見た目の迫力だけじゃなくて、走らせると驚くほどスムーズみたいなんです。1,252ccで最大121PS、トルクは125Nm。数字だけ見るとちょっと想像しにくいですが、信号スタートでもスロットルを軽く回すだけで、ぐっと前に出る感じが伝わってきます。

可変バルブタイミング(VVT)やDOHCといった現代的な機構が入っているおかげで、低回転でも力があって高回転では伸びやか。ハーレーってもっとゆったりした乗り物かと思っていた人には、いい意味で裏切られるモデルです。バイクそのものが「攻めてきたな」と感じさせてくれます。

ちなみに、このエンジン自体がフレームの一部として剛性を出す構造になっていて、ハンドリングにもいい影響があります。スピードに乗ってもブレにくく、しっかりと安定した走りが楽しめますよ。

見た目は無骨、中身はスマート

見た目のインパクトも大きいスポーツスターSですが、中身はかなりスマートに仕上がっています。まず特筆したいのが電子制御系。コーナリング時のABSやトラクションコントロール、ホイールリフトの抑制など、走りをサポートする機能が満載です。こうした装備があると、慣れていない道でも少し安心できますよね。

メーターには4インチのカラーTFTが使われていて、Bluetoothでスマホと接続すればナビや音楽も操作可能。クルーズコントロールも付いているので、長距離でも体が楽そうです。しかもフルLEDでヘッドライトやウインカーもくっきり見えるし、夜間走行もストレス少なめに走れるかも。

個人的にグッときたのは、2025年モデルでリアサスペンションが改良された点。見た目はあまり変わらないけど、乗ったときの衝撃のやわらかさがちょっと違うと言われています。長時間走っても体にくる負担が少ないので、ツーリング派の人には特にうれしいポイントですね。

ハンドルを握れば分かる、軽快さと遊び心

重そうに見えるけど、実際に乗ってみると「こんなに軽いの?」と思うほど操作しやすいのがスポーツスターSの魅力とのこと。ミッドコントロールに変更すれば、ステップ位置が自然になって、体の動きとバイクの反応がぴったり合います。

たとえば、街中の信号ダッシュやUターン、ワインディングでの切り返しでも、無理なく思い通りに扱えるでしょう。このモデルは電子制御とシャープなエンジンレスポンスのおかげで、バイクとの一体感が強く感じられそうです。

「ハーレー=重くて直線番長」というイメージを持っていた人にこそ、ぜひ体感してほしい1台です。スポーツスターSは、いつもの道をちょっと違う景色に見せてくれる、そんな遊び心を持ったバイクです。